ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンの接種を逃した方へ~キャッチアップ接種のご案内~
公開日:2023年4月6日
HPVワクチンの定期予防接種について国は、平成25年より接種の積極的勧奨を差し控えていました。
しかし、最新の知見を踏まえ、改めてHPVワクチンの安全性について特段の懸念が認められないことが確認さ
れ、接種による有効性が副反応のリスクを明らかに上回ると認められました。
積極的勧奨の差控えにより接種機会を逃した方について、公平な接種機会を確保する観点から、従来の定期接種
の対象年齢を超えて接種を行うこと(キャッチアップ接種)の対応(キャッチアップ接種)を実施しますのでご
案内いたします。
キャッチアップ接種の対象となる方
次の2つを満たす方が、あらためて接種の機会をご提供する対象となります。<令和5年度にキャッチアップの対象となる予定の方>
- 1997年(平成9年)4月2日生まれから2007年(平成19年)4月1日生まれまでの女子
- 過去にHPVワクチンの接種を合計3回受けていない
<令和6年度にキャッチアップの対象となる予定の方>
- 1997年(平成9年)4月2日生まれから2008年(平成20年)4月1日生まれまでの女子
- 過去にHPVワクチンの接種を合計3回受けていない
☆過去に接種したワクチンの情報(ワクチンの種類や接種時期)については、母子健康手帳や予防接種済証等でご確認ください。
キャッチアップ接種の期間について
令和4年4月から令和7年3月までの3年間接種費用
無料接種回数・接種スケジュール
公費で接種できるHPVワクチンは、3種類(2価ワクチン(サーバリックス)、4価ワクチン(ガーダシル)、
9価ワクチン(シルガード))があります。
*令和5年4月から、9価ワクチン(シルガード)も公費で接種できるようになりました。
☆過去に受けた接種回数や時期、ワクチンの種類により、接種方法が異なる場合があります。母子手帳をご確認ください。
2価ワクチン(サーバリックス)の標準的なスケジュール
中学1年生の間に、1ヵ月の間隔をおいて2回接種を行った後、1回目の接種から6ヵ月の間隔をおいて1回の接種を行います。4価ワクチン(ガーダシル)の標準的なスケジュール
中学1年生の間に、2ヵ月の間隔をおいて2回接種を行った後、1回目の接種から6ヵ月の間隔をおいて1回の接種を行います。9価ワクチン(シルガード)の標準的なスケジュール
2か月の間隔をおいて2回接種をした後、1回目の接種から6か月の間隔をおいて1回接種します。
接種を希望する場合
事前に医療機関を予約し、保険証、接種される方の母子手帳をもって病院を受診してください。ワクチンの効果とリスク
2価ワクチン(サーバリックス)、4価ワクチン(ガーダシル)は、子宮頸がんをおこしやすい2種類(型)の
感染を防ぐことで、子宮頸がんの原因の50~70%を防ぎます。
9価ワクチン(シルガード9)は、子宮頸がんをおこしやすい7種類(型)の感染を防ぐことで、子宮頸がんの
原因の80~90%を防ぎます。
HPVワクチン接種後には、接種部位の腫れ、赤みなどが起こることがあります。
まれに、重いアレルギー症状や神経系の症状が起こることがあります。また、広い範囲の痛み、手足の動かしに
くさ、不随意運動(動かそうと思っていないのに体の一部が勝手に動いてしまう)といった多様な症状が報告さ
れています。
関連ファイル
関連リンク
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お問い合わせ
保険健康課 健康づくり係
窓口の場所:本庁舎1階 6番
電話番号:0947-32-8401
ファクス番号:0947-32-4815