HPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチン定期予防接種に関するお知らせ
更新日:2021年2月8日
現在、HPV感染症を防ぐワクチン(HPVワクチン)は、小学校6年~高校1年相当の女子を対象に、定期接種が行われています。対象の方は、公費でHPVワクチン接種ができることをお知らせします。
- ヒトパピローマウイルス感染症とは
ヒトパピローマウイルス(HPV)は、性経験のある女性であれば50%以上が生涯で一度は感染するとされている一般的なウイルスです。子宮頸がんは、このHPVの感染が原因と考えられています。
- HPVワクチンについて
HPVワクチンを接種することによって、子宮頸がんをおこしやすいタイプであるHPV16型と18型の感染を防ぐことができます。そのことにより、子宮頸がんの原因の50~70%を防ぎます。
- 標準的なスケジュール
2価ワクチン(サーバリックス):中学1年生の間に、1ヵ月の間隔をおいて2回接種を行った後、1回目の接種から6ヵ月の間隔をおいて1回の接種を行います。
4価ワクチン(ガーダシル):中学1年生の間に、2ヵ月の間隔をおいて2回接種を行った後、1回目の接種から6ヵ月の間隔をおいて1回の接種を行います。
- 副反応について
多くの方に、接種を受けた部分の痛みや腫れ、赤みなどの症状が起こることがあります。
筋肉注射で、インフルエンザの予防接種等と比べて、痛みが強いと感じる方もいます。ワクチンの接種を受けた後に、まれにアレルギー症状(呼吸困難や蕁麻疹)や頭痛・嘔吐・手足の力が入りにくいなどの重い症状が起こることがあります。また、広い範囲の痛み、手足の動かしにくさ、不随意運動といった多様な症状が報告されています。
ワクチンが原因となったものかどうかわからないものをふくめて、接種後に重篤な症状として報告があったのは、ワクチンを受けた1万人あたり5人です。
ワクチンを合計3回接種しますが、1回目、2回目に気になる症状が現れたら、それ以降の接種をやめることができます。
- HPVワクチン接種を希望される場合
- 接種後に、健康に異常があるとき
まずは、接種を受けた医師・かかりつけの医師にご相談ください。
- ヒトパピローマウイルス感染症の予防接種後に症状が生じた方に対する相談窓口
福岡県保健医療介護部がん感染症疾病対策課092-643-3268
- HPVワクチンを含む予防接種など他感染症全般についての相談
感染症・予防接種相談窓口電話番号:03-5276-9337
受付時間:平日9時~17時(土曜、日曜、祝日、年末年始は除く)
お問い合わせ
保険健康課 健康づくり係
窓口の場所:本庁舎1階 6番
電話番号:0947-32-8401
ファクス番号:0947-32-4815